スポーツに必要な「甘え」を取り込む
私は大学からバレーを始めました
大学1年では、とにかくジャンプの練習と回数を積みました
もともと飛べるわけはないので、まず飛び方の矯正から始め、そこからスクワットで筋力を強化しました
特に上半身は腕以外は鍛えず、腕は10キロの重さをしんどくなるまで続け、規則性はなく筋肉痛が治ったら筋トレをするという感じでした
バレーは週3の4時間で、上手い人が多かった分まずは追い付こうと、必死に食らいつきました
部活終わりには、必ずマッサージ行いコンビニでサラダチキンを食べてました
1年間はこんな感じで、この時はまだリングに触れるかどうかでした
ちなみに身長は168センチです(当時)
2年目も同じ筋トレをしていましたが半年ほどは体重も増えず筋力も変わらなかった気がします
そんな感じで半年が過ぎたので、私はかなり落ち込みスパイクをブロックされることが怖くなりました
ポジションはレフトで左利き
周りの平均身長は178cmながら、私は170cmでした(自分も含む)
どちらかというとブロックを弾き飛ばす力に頼っていたので、センターブロックに打ち込むと、思いっきり落とされます笑
もはやブロックアウター(こんな名前のポジションだったらセッターあげたくないだろな)
しかしここまではただの自分のやってきたことに過ぎません
今からやらなかったことを書きます(こっちの方が大事かな?)
バレーを始めて1年半で私は、バレーが嫌いになりました
飛んでも上に誰かいたり、ブロックアウトしかできない自分がコンプレックスになりました
バレーの頻度も週1になり筋トレなんか全くしないまま半年を無駄にしたような気持ちでした
3年生になると後輩がやってきて、そこで自分もやりなおそうと思い、部活時の暇な時間にリングジャンプをしました
本当に驚いたのですが、なんとリングに第三関節まで届くようになっていました笑
周りの人間もなかなか驚いていましたが、私は「なんで何もしてないのに届くの?」
と不思議でしたが、「そういうことか!」とひらめきました
つまり、何もしなかったから届いたのだ!
普段から筋トレを行っていたり、食事に気をつけていたりと本気で気を張っていたことがストレスになったり、努力は絶対に反映されると勘違いしていたことから、恐怖打ち勝てない自分をイメージし、飛ぶ前にブレーキがかかったりプレッシャーにやられていたと考えます
もはやブロックと自分のダブルブロックに阻まれていたのでした
壁が一つになればかなり楽で、気軽に飛ぶことができました
でも筋力は落ちるでしょ
確かに落ちましたが、逆にいえば落とせたと言えます
使わない筋力はもはやおもりで、週一のバレーの期間でおもりが無くなり飛びやすくなりました(自覚はない)
結果論ですが、やっていたことをやらなくなると効果があることもあり、私の性格上自分が作り出したプレッシャーによって自分を苦しめていたことに気が付きました
今、頑張っているのにボコられていると感じる人は、一度ストップして、自分を少しだけ甘やかすのも成長に必要な材料であると、頭の中をからっぽにして考えてみるのも大事かもしれません